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と言うより、生まれ故郷、祖国「日本」に対して私が持つイメージが余りにも悪過ぎるのかも知れない。
タイに住んでいる間、タイ人から「何で自分の生まれた国をそんなに嫌うの？」と何度も聞かれた。
日本に住んでいるタイ人の中には、タイを余り良く思ってない者が少なからずいたので、私には別段不自然な事だとは思わなかった。
でも、異国で12年も暮らすと、今まで見えなかった日本の良い所が沢山見えてくる。それにも拘らず、日本に対するイメージが変わらないのは、自分でもちょっと不思議に感じていた。
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島根県奥出雲町で公園に設置した「ダビデ像」のレプリカに「教育上相応しくない」と苦情を訴え、「パンツを履かせろ」という意見まで飛び出している事を、今日初めて知った。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130205-OYT1T00029.htm

「ダビデ像」にパンツを履かせ、「ビーナス像にブラジャーを付けさせれば、一躍世界的に有名になるだろうから、「街興し」の一助にはなるかも知れない。
でも、そんな事を本気で訴える人が教育に与える悪影響は、街中に氾濫する「教育上相応しくないもの」を遥かに上回っている気がするのは、私だけだろうか？
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胸突八丁

最近、疲れが激しくて、全く更新していないのに、ナイスやフォローを下さって、本当に有難うございます。

ユックリですが、一人一人にフォロー返しをしていますので、フォローをしてくださった方は、当てにせずお待ち下さい (^_^)
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タクシーの運ちゃん 11
(｢タクシーの運ちゃん 10｣ の続き)

今でもその姿を思い出す度に｢電話番号ぐらい教えておいてもよかったかな？｣と思います。

別にあしらうつもりなどありませんでしが、結果的に私の行動は彼をあしらってしまったのだと思うと、今でもちょっと心残りです。

(終わり)
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お陰様でここ迄来ました
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タクシーの運ちゃん 10
(前回の続き)

｢袖触れ合うも多生の縁｣と言いますが、こんな縁をもっと大切にしたいといつも頭では思っているのですが、同時に自分の付き合える範囲を見極めないと、どうしても人に振り回されてしまい、自分のペースを失ってしまいます。

車を降りる直前、彼がもう一度言いました。

｢どうもありがとうございました。イサーンに行ける時には連絡下さいね。｣

｢分かった。連絡するよ。｣

そう言ってアパートの前に停めたタクシーを降り、部屋に戻ったのですが、彼は本当に私を実家に連れて行きたかったみたいで、ずっと私の方を見つめ、何度も頭を下げていました。

(続く)
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タクシーの運ちゃん 9
(｢タクシーの運ちゃん8｣の続き)

多分、私が｢電話番号を教えてよ。｣又は、｢これが俺の電話番号だから連絡してね。｣と言うのを待っているのでしょう。話が一度途切れた後も、間を見ては｢実家の近くに○○があるんだ。｣｢実家の△△はとても美味しいよ。｣としきりにアピールしてきます。
イサーンの出身者らしい人懐っこさがにじみ出ている運転手でした。

電話番号を教えようかどうしようかと迷ったのですが、今の私にはこれ以上付き合いを広げる気力が有りません。ちょっと気が引けるけれど、連絡先を教える事も、尋ねる事もしませんでした。

(続く)
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折返し点を超えたら
ペースが上がった気がする。
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タクシーの運ちゃん 8
(前回の続き)

折角の運転手からのお誘いですが、月末には｢ローイ･クラトン(灯籠流し)｣、来月初頭には｢仏像(ソムデット･オンパトム)の落成祝い｣が｢小さなお寺｣で執り行われるので、今回は遠慮させてもらう事にしました。

運転手は
｢じゃあ、いつでもいいよ、連絡をくれれば予定を開けるからさ。ソンクラン(タイ正月)にでも一緒に行こうよ。｣
と誘ってきます。

｢じゃあ、その時になったら連絡取り合おう。｣

｢うん、きっとだよ。｣

そう言いながら、彼は連絡先を教えてはくれません。きっと｢図々しい｣と思われるのが嫌なのでしょう。

(続く)
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タクシーの運ちゃん 7
(前回の続き)

タイでは、寝食に困らない人生を送る事ができるのは｢前世での行いが良かったから｣だと考えられています。だから私には｢徳がある｣事になります。
私から見たら、働かなくても寝食に困らない生活を送れるタイ人こそ｢徳がある｣と思うのですが、タイ人は口々にそれなりに苦労した人生を送っている事を訴えます。そんな訴えを聞く度に、｢日本で暮らせば、そんなの苦労のうちに入らないよ。｣と内心で思うのですが、さすがに口には出せません。
ちなみにこの｢徳｣が更に高くなれば、｢チャイ･ペン･プラ(仏の心)｣を持っていると呼ばれて尊敬すらされます。

(続く)
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