カジートさんの最新Blog

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2016年03月11日 04:27
3/10 鬱病205日目 「五蘊常苦」
 ( カジートさんのプロフィール)
随分と暇な一日だった。 小さなバーなんていう個人事業を営んでいると、店が暇だった日はなんとも心に来るモノがある。 なんだかんだでもうすぐ7周年になる僕のお店だけれど、それでもやっぱり暇な日はある。 自分は、もしくは自分のお店は誰にも必要とされていないのだと、まかり間違ってそんな風に拗れた思考に入ってしまったら、あとは心に澱が沈むだけだ。 そんな事では自営業などやっていられないのである。 気分転換で済む物事は、気分転換で済ましておきたい。 心療内科のお世話になる要因を自分から増やす必要はないのだ。 ストレスの原因なんて、世の中には溢れているのだから。 こんな日は大きな音でロックでも聴くのが吉。 …ブログで全文を読む
2016年02月18日 06:40
2/17 鬱病183日目 「そしてまた減薬へ」
 ( カジートさんのプロフィール)
今週の月曜日にかかりつけの心療内科に通院した。 最近では通院のペースも下がり、4週間に1回通院している。 先日の日記(※鬱病162日目)にも書いたが、減薬を進めていた治療だったけれど、どうにも不調が続いたことで、12月から薬の量を少し増やしていた。 それで先日、医師は僕の調子を確認し、そしてもう一度減薬を進めることになった。 断薬の一歩手前まで来たことになる。 アモキサン1カプセルを1日1回。ロラゼパム1錠を1日3回。 正直なところ不安しかない。 不安というよりも、怖いといった方が良いのかもしれない。 お守りのように薬を飲むのはナンセンスだと思う。 それでもまた、かつての日のように、暗く深い鬱…ブログで全文を読む
2016年02月03日 20:14
2/2 鬱病168日目 「バーという場所の存在意義」
 ( カジートさんのプロフィール)
半年ぶりに来店してくれた女性がいた。 半年前に来店した時、彼女は、彼女自身の結婚式の寸前だった。 結婚式へ向ける準備の煩雑さに対して少しばかりの愚痴を言ってたのを、僕はウンウンと聞いた記憶が有る。 それから半年の間、Twitterなんかを通じて見えてくる彼女の新婚生活は、時に楽しそうで、時に愚痴なんかを言って、そしてやっぱり幸せそうで。 僕は同じ半年を鬱で過ごしながら、僕とは正反対の光の景色のような彼女の生活を、Twitterのタイムラインで眺めていたのだった。 そして半年ぶりに会った彼女は、僕の視線にバイアスがかかっていたのかもしれないけれど、随分と大人っぽくなった様に見え、それはやはり左手…ブログで全文を読む
2016年01月27日 20:26
1/27 鬱病162日目 「不治の病にはしたくない」
 ( カジートさんのプロフィール)
順調に快復が進んでいると実感できていたころ、1日の投薬量も、ロラゼパム1錠が3回、アモキサン1カプセルが1回にまで減っていた。 その後ブログの更新を控えていた時期と重なって、どうにも心の不調が感じられるようになり、その旨を医師に告げたのは12月の中頃だったろうか。 医師によると「順調に快復しているように見えたのもあって、少し早く減らしすぎたかもしれませんね」という事だった。 心の不調を訴えたことで、「投薬量を少し戻し、安定した時期を体に覚えさせましょう」と、アモキサンが1日2回と少し増え、今もその投薬量で過ごしている。 鬱病は不治の病とはよく言う。 ここにきて僕も、そうなのかもしれないと思い始…ブログで全文を読む
2016年01月26日 20:38
1/25 鬱病160日目 「バーのマスターが鬱病でごめんなさい」
 ( カジートさんのプロフィール)
今日はもう、起床した時から心の調子が良くなかった。 いや、眠る前の数時間からずっと、海に沈むように塞いでいた。 いつの間にか眠り、そして目が覚めても、心は塞いだままだったのだ。 今日はもう店の営業は休もうかと、考えもした。 それでもやっぱり簡単に休んじゃいけないと、そう気を振り絞ったのは、純粋に僕の職業意識からだった。 自営のお店なんてのは、休もうが何しようが経営者の自由である。 だからこそ簡単に休んじゃいけないのである。 それが職業意識というものなのだ。 そんな気持ちで臨んだ今日の営業だったけれど、しっかりお店を開けて正解だった。 僕のお店の売り上げは、9割以上を常連のお客さんが占めている。…ブログで全文を読む
2016年01月25日 03:36
1/24 鬱病159日目 「監獄にいれられているような気分」
 ( カジートさんのプロフィール)
諸事情によりブログの更新を控えなければならない状況なのである。 毎日書いていたこの日記。 いざ更新しなくなってみると、ただ日記をつけるという行為が、鬱病と言う病気とそしてまた自分自身の心の状況とを見つめるにあたって、どれだけ重要な行為だったのかと、なかなか痛烈に実感している。 吐き出す先というものが必要なのだ。 日記をかけなくなってから、つまりは吐き出す先がなくなってから、快復傾向だった鬱もリバウンドのようにぶり返してしまった。 正直言ってツライ。 この状況はもしかして、僕を苦しめるためだけにこのようにさせられているのではないか、などという気にさえなってくる。 いやいや、それは馬鹿馬鹿しい妄想…ブログで全文を読む
2015年12月17日 16:45
12/16 鬱病120日目「12月の朝方に」
 ( カジートさんのプロフィール)
12/16 「12月の朝方の公園にて」 確かに僕は油断していた。 完治したわけでもなく、ただ減薬が進んだだけなのに、すっかり自分は鬱が治った気になっていた。 僕はもう健常だなんて、そんな風に少しばかり浮かれてさえいた。 それでも最近どうにも悲しい気分になることが多かった。 「思い出し悲しみ」だなんて呼んでいた。 鬱をぶり返す予兆かもしれないと少し不安にはなっていたものの、それでも、僕はもうすっかり良くなっているのだからそんなことはないはずだと、タカを括っていたのだった。 あくまでも「思い出し悲しみ」で、これは鬱の予兆なんかじゃないはずだと、そう思いたかっただけなのかもしれない。 店と家との通勤…ブログで全文を読む
2015年12月15日 16:48
12/14 鬱病118日目「思い出し悲しみ」
 ( カジートさんのプロフィール)
「思い出し笑い」という現象がある。 後で何回も反芻して楽しめるのだから、それは随分とお得な現象だと思う。 僕といえば、思い出してまで笑いたい記憶なんてここ数ヶ月全く無い。 それどころか最近、不意に訪れる「思い出し悲しみ」にどうにも悩まされているのだった。 事ある毎に悲しい記憶のフックに引っかかっては、思い出し悲しみが僕を支配する。 あまりに頻繁なので、これはまさか病気がぶり返してしまったのかと、少し怖くなる。 絶賛鬱病進行中だったあの頃のように、意識が外界から切り離されてフリーズしてしまう程では無いから、ただの「思い出し悲しみ」なのだと思いたい。 とは言え、油断してはいけないだろうから、次の診…ブログで全文を読む
2015年12月10日 17:15
12/9 鬱病113日目「年末」
 ( カジートさんのプロフィール)
毎日が寒い。 冬だから当然なのだが、もうすっかり冬なのだと改めて認識させられると、何だか少し物悲しいモノがある。 夏だと思っていたら冬だった、というくらいに、あっという間に冬になっていた。 夏から秋を経て冬になる、その過程の記憶がどうにも曖昧なのは、きっと僕の心の防衛反応が、酷い鬱に沈んでいた時期の記憶を脳の奥底に押し込めてしまったからなんだろう。 そうやって4ヶ月の記憶はすっかり失われたように、気づけば僕は、冬の季節を迎えていた。 夏から急に冬になったのだから、それは人一倍寒いと感じられるというものだろう。 世間は当然だけれど年末の雰囲気で、お客さんとの会話もやはり、今年一年の総括になること…ブログで全文を読む
2015年12月09日 17:35
12/8 鬱病112日目「ダイエットフェイズ」
 ( カジートさんのプロフィール)
鬱病も随分快復し、闘病と呼べるほどの病気の実感はなくなってきた。 これから先は、鬱に沈んでいた間に生じた様々な不都合に向きあうフェイズのように思う。 闘病にかまけて…というのも変だけれど、色々と後回しにしてしまった事が多い。 仕事の面においても、自分自信の事においても。 治ってから考えようとおざなりにしてきた物事と、そろそろ向き合わなければならない。 向きあうべき物事は多いけども、先ずはダイエットだ。 薬の副作用もあるとは言え、ドカ食いや偏食によって15kgも太ってしまった。 摂食障害で痩せてしまっていたとは言え、4ヶ月で15kgは、流石に短期間で増えすぎたと思う。 元の体重から考えても11k…ブログで全文を読む
2015年12月08日 15:46
12月7日 鬱病111日目「減薬最終段階」
 ( カジートさんのプロフィール)
診察だった。 鬱病の問診スコアも前回に同じく、好調なものだった。 減薬をさらに一段階進め、アモキサンが一日2回から1回、一日3回のロラゼパムが1回1mgのところを0.5mgに、そして睡眠前のリフレックスは打ち切られた。 「様子を見て変わりがなかったら、次の診察で投薬をやめにしましょう」と医師は言った。 次の診察は2週間後の月曜日、12月21日。 このまま何も変わりがなければ、その日で診察も終わるのだろう。 今回が最後の投薬であり、減薬の最終段階という事だ。 つまりは治療の最終段階なのだった。 年内に快復できたということになる。 8月のあの日から4ヶ月。 思った以上に早く快復できたのは、本当に何…ブログで全文を読む
2015年12月02日 16:52
12/1 鬱病105日目「人生色々」
 ( カジートさんのプロフィール)
以前、僕があの二人に向けて送った内容証明(※鬱病72日目)に対し、漸く向こうの委任弁護士を通じ回答が来た。 なんとなく予想はしていたけれども、随分と自分勝手な主張を並べてくれたなと感心する。 いや、正直、予想以上だった。 覚悟はしていたはずだったが、まさかここまで恥知らずな人間だとは思っていなかった。 というよりもまだ僕は、心の底で、どこかあの二人に期待していたという事なんだろう。 ある程度の心構えがあったとは言え、実際にここまで酷い返答を目にすると気分も滅入る。 心が折れて「もういいや」と投げてしまいたくなる。 気をつけなくてはいけないのは、せっかく治りかけてきたこの鬱病という病気を、また元…ブログで全文を読む
2015年11月28日 16:21
11/27 鬱病101日目「よつばと13巻を読んで」
 ( カジートさんのプロフィール)
あずまきよひこ著「よつばと」の13巻が出た。 発売が発表されてすぐにアマゾンで予約していたので、しっかりと発売日にメール便で届いてくれた。 アマゾンは予約していても発売日に届かない時があるが、今回はしっかり届いてくれて何より。 早速読んだ。 相変わらず悪意のひとかけらもない世界に泣きたくなった。 僕はいつも「よつばと」を読む度に、泣きたくなる。 「よつばと」が描く世界には徹底徹尾、善意しかない。 主人公「よつば」をめぐる全ての登場人物達の間に、一切の悪意が無い。 「よつば」と同世代の子供達の間にも、見守る大人達の間にも。 「よつばと」の舞台は、本当に何の変哲も無い、何処にでもある日常の風景その…ブログで全文を読む
2015年11月26日 18:08
11/25 鬱病99日目 「能への興味」
 ( カジートさんのプロフィール)
最近Youtubeで能をよく観ている。 近いうちには演能を生で観に行こうかと考えている。 能楽堂での屋内の能舞台も良いが、やはり青天井の能舞台での演能を観たい。 年が明けこの冬が終わり、暖かい季節になったなら、是非とも薪能を観覧したいものだ。 この歳になって能に興味を持ち始めたのも、この鬱病がきっかけと言える。 この病気になってからというもの、眠りに就く為にはどうしても導眠剤を手放せないでいたが、導眠剤を飲んで眠ると必ずと言って良いほど寝て起きた際に頭痛がある。 ギュッと締め付ける様な頭痛には、どうしても慣れる事が出来なかった。 なんとか導眠剤なしで、リフレックスのみで眠りにつけないものかと常…ブログで全文を読む
2015年11月25日 18:30
11/24 鬱病98日目 「感受性が人を幸せにする」
 ( カジートさんのプロフィール)
いつものようにぼんやりツイッターを見ていたら、なんだかすごいツイートがRTで回ってきた。 脳に直接光を照射して脳内セロトニン濃度を増やし鬱状態を治す機械ヤバ pic.twitter.com/SlANzA2FXp — 女オーク (@tttttiAki) 2015, 8月 19 結構なRT数で、おそらく多くの人が目にしているだろう。 なんだかモヤモヤするものを感じ、ちょっとコレは僕の思うところを書いておきたくなった。 「 脳に直接光を照射」っていうワードだけで、なんだかトンデモ科学感がビンビンする。 鼓膜はどこに行った?っていうツッコミは、まさにその通りだなと思う。 マイナスイオン発生ブレスレット…ブログで全文を読む
2015年11月24日 17:49
11/23 鬱病97日目 「自戒を込めて」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/23「芽」 鬱病も安定し回復期に入ってくると油断をしてしまいがちになる。 自分はもうすでに鬱病では無いんじゃないかなんて、そんな風に思ってしまいがちだ。 実際に深い鬱の沼地に足を取られて身動きができなくなるような事は無くなったし、希死念慮のようなものも無くなった。 様々な物事に対しての興味も戻りつつあるし、何よりも、その物事に触れている時間を楽しいと思えるようになった。 意識的に外の世界への興味を持てるようになり、行動できるようになっている。 そもそも少し前までは、「さて今日も生きよう」等と自分で口にする事で、何とか一日に向かう心を組み上げられたものだった。 いつの間にかそんな行為も必要…ブログで全文を読む
2015年11月23日 17:38
11/22 鬱病96日目 「新しい世界」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/22「Studio Lumiere'k」 11/22「Dolls」 僕はドールが好きである。 濃いドール趣味の方の様にどっぷりとハマって何体も所持(お迎え)している訳ではないけれど、それでも鑑賞物としてのドールの美しさを愛でる程度にはドールが好きである。 僕自身も一体だけ、Volks社製のスーパードルフィーというタイプの球体関節人形を持っている。 フルチョイスと呼ばれるシステムで、ボディのタイプや顔の形、目の色なんかは勿論、メイクによる表情の入れ方までオーダーメイドの、つまりは世界に一体だけ、自分だけのためのドールをお迎え(ドール界隈用語でいうところの購入)している。 そうやって手元に迎…ブログで全文を読む
2015年11月23日 01:20
11/21 鬱病95日目 「螺旋のように」
 ( カジートさんのプロフィール)
鬱病と診察されてから毎日欠かさず書いてきたこの日記だったが、二日も空けてしまった。 起床してから出勤するまでの昼下がりの時間にいつも書いているのだけれど、この二日間、その時間を作れなかった。 要は二日続けて起床時間が遅くなってしまったのだった。 眠る前にリフレックスを二錠服薬しているが、うっかり飲み忘れて寝てしまうと、どうも睡眠の質が良くない。 深い眠りに入っていけないまま、眠っている間ずっと夢を見続けるような、そんな浅い眠りになってしまうのだ。 脳が休めないのか、どれだけ寝ても眠った気になれず、延々と微睡みから覚められないのだった。 それに加えてその浅い眠りの中で見る夢は、なんともどうにも嫌…ブログで全文を読む
2015年11月19日 15:24
11/18 鬱病92日目 「自炊を始める」
 ( カジートさんのプロフィール)
最近自炊を始めた。 飲食店をやっているくらいなので、元々料理をするのは好きなのだ。 あの別れの前までは、僕と彼女と二人の分の食事を毎日作っていた。 それがあの夏の日、最悪の別れを迎えてからというもの、僕の部屋のガス台はお茶やコーヒーを淹れる為の湯を沸かす事にしか使われなかった。 別れを経て摂食障害となった僕は、食欲が戻るまで家で食事を摂ることはなかったし、少しずつ食欲が戻ってきても、帰り道の途中で買うコンビニのサラダを食べるだけだった。 食欲が快復するにつれ仕事前に摂る食事はしっかりとしたものになったけれど、それでもやはり仕事の後に家で摂るのは、つい最近までコンビニのサラダだけなのだった。 そ…ブログで全文を読む
2015年11月18日 18:19
11/17 鬱病91日目 「メメントモリ」
 ( カジートさんのプロフィール)
鬱病であろうとなかろうと、日々は過ぎていく。 鬱病であろうとなかろうと、人の世に悩みは尽きない。 鬱病が包む濃い霧に中にいた頃、僕は目の前のものしか見えていななかった。 目の前のものを見るのに精一杯だった。 快復期に入り、少しずつ霧が晴れ、視界が広くなってくるにつれ、バーのマスターという仕事に就いている僕は、改めて人の世のままならなさを目にするのだった。 そして今日も一人、ままならない思いを抱いたお客さんが来店した。 店に入ってくるなり「今日の僕は落ち込んでいるんですよ」と周りに公言しながらカウンターの席に座った彼は、言葉通り随分と落ち込んでいた。 理由を聞くところによると、まぁそういうことも…ブログで全文を読む
2015年11月17日 17:56
11/16 鬱病90日目 「鬱病90日目に思う事」
 ( カジートさんのプロフィール)
鬱病90日目。 つまりは3ヶ月目。 3ヶ月を経て、夏は秋になり、冬もすぐそこまで来ている。 もう3ヶ月も経ったのかとも思うし、まだ3ヶ月しか経っていないのかとも思う。 どちらにしても僕はこの3ヶ月で、入院治療寸前とまで医師に言われた状態から、減薬に進める状態にまで快復した。 何年も鬱病と付き合って暮らしている人と比べると、とても早く快復に進んだと思う。 それもそのはずで、僕の鬱病の原因なんて最終的には時間が癒す類のものであり、逆に言えば、時間が傷を癒すまでの間、傷口に軟膏を塗るように抗鬱剤を飲んで立っていただけのことなのだ。 3ヶ月を経て傷も癒えてきたということなのだろう。 抗鬱剤に依らずして…ブログで全文を読む
2015年11月16日 17:12
11/15 鬱病89日目 「昼から飲み続けた休日」
 ( カジートさんのプロフィール)
先週の頭くらいに古い友人から5年だか6年だかぶりに連絡が来た。 ふと急に思い出して…との事だったのだけれど、こちらもやはり懐かしい気持ちになったので、日曜日に僕の家でお酒でも飲もうよと話していた。 15時くらいに友人は、ワインとチーズと料理を幾つか持って僕の家に来た。 僕は、友人が持ってきてくれたチーズやら料理やらをお皿に並べ、グラスを用意して、ワインの口を開けた。 5年だか6年だかぶりに会う友人は、相応に歳をとっていた。 「なんだか少し老けたんじゃないの?」というと、「うるさいなぁ」と返された。 僕らはワインを飲みながらチーズをつまんだり料理をつまんだりして、5年だか6年だかの空白を埋めるよ…ブログで全文を読む
2015年11月15日 17:00
11/14 鬱病88日目 「雨の土曜日」
 ( カジートさんのプロフィール)
雨の土曜日。 営業的にはあまり良くないだろうなと思いながら開店したのだったけれど、予想通りのんびりとした一日だった。 とは言うものの、ポツポツとした来客は開途切れる事もなく、店の中で一人ぼっちになる時間はさほどなかった。 夜半頃に連れ立って来店した二人の常連のお客さんは、朝から二人で東国三社を廻って来た様で、その帰りにお土産を持って飲みに来たのだった。 朝6時に待ち合わせをして、高速バスで鹿島に向かい、鹿島神宮・息栖神社・香取神宮と廻ってきたらしい。 ちょっとした遠足だ。 二人は大人の遠足をしてきた様だった。 随分と楽しい一日だったらしく、何枚も撮ってきた写真を見せられ、また、何処何処で食べた…ブログで全文を読む
2015年11月14日 17:51
11/13 鬱病87日目 「未来を想う」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/13 「整列」 ものを考える時間が欲しいと思い始めた。 そんなに多くの時間はいらない。 三日か四日程どこかの旅館に連泊して、考え事だけしながら過ごしたいなぁなどと夢見ている。 温泉があればなお良い。 見知らぬ土地の見知らぬ景色の中で、一人でものを考えたいと思うのだ。 自分探しの旅をする歳でもないし、自分の事はほぼほぼ分かっているので、単純に休みたいだけなのかもしれない。 それでも、この鬱病という病気を患った日々に得たもの、また、この病気になった原因の出来事から得たものを、じっくりと反芻したい。 そしてまた、この先にどう生きるかを考えてみたいのだ。 その為だけに時間を用意して、その為だけに…ブログで全文を読む
2015年11月13日 16:24
11/12 鬱病86日目 「経過は順調」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/12 「夜明けの街」 減薬を始めて数日経つが、今のところ特に表立った不調はない。 経過は順調といったところだろう。 というよりも、減薬した事によって諸々の副作用が軽くなった。 これは本当に有り難い。 治療の為とは云え、やはり少なからず身体に負担を与えていたのだなと、染み染み思う。 便秘・喉の渇き・性機能障害と、軽くなってきている実感は顕著で、それはやはり嬉しいことだ。 太りやすくなっている体質も改善に向かっていれば良いのだけれど、これはまぁ、もう少し時間が経ってみないと分からないだろう。 このまま順調にいきたい。 心も身体も。 この病気になったことで、なんだか随分といろんなことを学んだ気…ブログで全文を読む
2015年11月12日 17:30
11/11 鬱病85日目 「心の燻り」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/11 「帽子」 心をコントロールするというのは、なかなかに難しい。 そもそもそんなことが簡単にできたなら、心の病気になどならないだろうしね。 あれから3ヶ月以上が過ぎている。 僕の心の有り様も随分と変化した。 彼女と彼と、それにまつわる出来事やそれらへの想いは、平常にはもう心の奥底に封じられたと感じられているし、少なくとも、主だって心と感情を支配し続ける事は無くなった。 それはまさに風化というもので、よく言われるように、やはり時間は最大の薬なのだろう。 それでもまだ、彼女と彼のことを気にしてしまう心は僕の中に確実に存在するし、それは未だにヘイトとなって燻っている。 ネットで、というよりも…ブログで全文を読む
2015年11月11日 18:48
11/10 鬱病84日目 「朝まで語った日」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/10 「夜道を往く」 平日火曜日の営業は、それなりにお客さんを迎えながら、深夜1時過ぎになると客足も途絶えた。 残ったのは常連のお客さんだけとなった。 人が少なくなった深夜、僕は残ったお客さんと一緒に、最近新調してHDMI対応となった店内のプロジェクターにこれまた新しく用意したApple TVを繋いで、ああだこうだ言い合いながらセットアップしたのだった。 自分のiPhoneの画面を、LAN上のAppleTVを経由して大画面で映せるAir Play機能はとても楽しい。 この機能を使えばiPhoneで撮影した写真も動画も、プロジェクターから映写して皆で見られる。 僕とお客さんは過去に撮影した…ブログで全文を読む
2015年11月10日 16:46
11/9 鬱病83日目 「減薬へ。自分を信じながら」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/10 「彩り」 今日は診察の日だった。 何度目の診察か。 最初のうちは数えていたが、今はもう数えるのをやめてしまった。 最近の状況について医師から問われ、僕は仔細に報告した。 ウンウンと頷きながら僕からの報告を聞き終えた医師は「そろそろ薬を減らしていこうと考えてるんだけど、あなたとしてはどう?不安かな?」と僕に聞いた。 不安が無いと言えば嘘になった。 おおよそ安定した日々を過ごせるようになって来たとは言え、今でも鬱の沼地に身が沈む時が無いわけでは無い。 そういった旨を医師に告げると、「残念だけど、どれだけ薬を増やしてもそういった瞬間を全くのゼロにしてしまうことは無理なんだ」と、きっぱりと…ブログで全文を読む
2015年11月09日 15:46
11/8 鬱病82日目 「おきたぬきぽんぽこ」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/8 「みの家」 日曜日、定休日、そして休日。 今日は知人の女性と一緒に食事でもしようと約束をしていた。 女性といっても最近彼氏が出来たので、僕は下心を持てないのだった。 彼氏は僕の友人だ。 悲劇は繰り返されてはならぬ。 何を食べに行こうか等と、事前にメールで打ち合わせしていたのだったが、そろそろ肌寒い季節にもなってきたことだし、鍋でも食べようかと云うことになった。 もつ鍋・水炊き・アンコウ鍋・桜鍋と僕があげた候補の中で、選ばれたのは桜鍋だった。 江東区森下、みの家。 老舗の桜鍋家に行くことにした。 僕は4年程前に一度行ったことがある。 17時に森下の駅前で待ち合わせをし、その足で店に向か…ブログで全文を読む
2015年11月09日 00:57
11/7 鬱病81日目 「他人に期待しないと云うこと」
 ( カジートさんのプロフィール)
11/7 「暮らし」 土曜日、一週間の終わり。 お店の営業はといえば、早い時間バタバタとしたものの、24時をまわる頃にはすっかりと客足も落ち着いてしまった。 それまで飲んでいたお客さんも帰ってしまうと、残ったUさんと二人、僕もカウンターにお茶と共に座り、色々と話したのだった。 色々と忙しかったのか、Uさんは久しぶりの来店だった。 仕事を終えて来店し、やっと酒が飲めるといったていで、中々に良いペースで酒が進んでいた。 僕には話したいことがいくつかあった。 最近の体調のこと、心境のこと、状況のこと。 Uさんから尋ねられもすれば、僕から語りもしたのだった。 一通り話しながら、得られた今日の僕の教訓は…ブログで全文を読む
2015年11月07日 16:27
11/6 鬱病80日目 「忘れるという寂しさ」
 ( カジートさんのプロフィール)
「11/6 街」 不思議な話なのだけど、今日、ふと思った事がある。 僕はあの子と本当に付き合っていたのか? とか、僕はどうしてあの子のことが好きだったんだろう? とか。 2年ほども一緒に暮らした中で作られた思い出。 人生の時間を共有することで僕の人生に刻まれていた、確かにあったはずの思い出が、全てが夢か妄想だったかのように希薄で、まるで現実感が無くなってしまったようなのだ。 なんなんだろうこれは。と、不思議な気持ちになる。 10代や20代で付き合ってきた何人かの彼女のことを思い出す時、ずいぶん昔の思い出もあるけれど、それでもちゃんと思い出すことができる。 今はもう別々の人生を歩むことになってい…ブログで全文を読む
2015年11月06日 16:32
11/5 鬱病79日目 「バーをやっていて良かったと思える日」
 ( カジートさんのプロフィール)
「11/5 袋小路」 冒頭の写真とそのタイトルに深い意味はない。 昨日の日記に書いた通り、ウォーキングでの通勤の途中で目に付いたモノ、気を引いたモノ等を写真に撮って残しておくことにしたのだけれど、その中から一日一枚、日記に載せてみようと、そう思ったのだ。 日記も写真も日々のログ。 日々の積み重ねを残すための日記に写真が一枚載っかっていても、悪くはないんじゃないかなと。 そういう訳で、今日から日記の冒頭にその日撮った写真を一枚載せていくことにする。 本分との関連性は、まぁ、多分無い日の方が多いと思うけど。 早速今日も写真と本文には一切関連性が無い。 その程度の写真掲載である。 気楽に見てほしい。…ブログで全文を読む
2015年11月05日 16:16
11/4 鬱病78日目 「日々の記録を日記の他にも」
 ( カジートさんのプロフィール)
先日の日記(※鬱病73日目)に書いた通り、今でも僕は律儀に毎日ウォーキング通勤をしている。 食事となるといつもついつい食べ過ぎてしまい、毎回毎回飽きもせず自分の意志の弱さを再確認するのだけれど、ちゃんとダイエットをする気はあるのである。 さて、そのウォーキング通勤なのだが、ただ歩いて毎日通勤するというのは、これがまた思った以上にダルいというか、まぁツマラナイのだ。 そりゃ、ただ歩くだけの行為を楽しもうと思ったところで、風光明媚な庭園の中を散策しているならばともかく、見慣れた毎日の通勤ルートを楽しむには、何か+αがなければツマラナイのは当然だろう。 ということで、見慣れた日々の通勤ルートを楽しむ…ブログで全文を読む
2015年11月04日 15:53
11/3 鬱病77日目 「幸あれ」
 ( カジートさんのプロフィール)
ウチの店のお客さんの中にF君という20代の青年がいる。 若いのに中々の頑張り屋で、ルックスも悪くない。 少し口下手な、好青年だった。 そんな彼に少し前から相談を受けていた。 彼の従兄弟の自殺未遂についてだった。 その未遂がどのようなものであったか、自らの目で見たその現場の様子を彼は涙目で僕に語った。 詳細については、ここに書くべきではないと思うので書かない。 書かないが、僕は聞いた。 彼は僕に「もっと上手い言葉が言えるようになりたいです」と言った。 その時、その場所で彼は、一命を取り留めた従兄弟に「嫌なんだよ。こういうのは。嫌なんだよ。俺が嫌なんだ」と、そう言う事しか出来なかったと僕に言った。…ブログで全文を読む
2015年11月03日 17:05
11/2 鬱病76日目 「精神疾患アラフォーと青春」
 ( カジートさんのプロフィール)
開店からお客さんが途切れることなく、いやいやなんだか随分と忙しい一日だなと思っていたら、祝日の前日だった。 会社勤めをしている人ならば、祝日はもう、それは願っても無い休日なのだろうが、僕みたいな商売をしていると殊更意識をすることも無いので、気付くと祝日だったなんてことがよくある。 カレンダーなんて、日曜日の定休日以外、何も気にすることが無い。 ゴールデンウィークもシルバーウィークもどちらにしても営業だ。 祝日を忘れてしまって問題が出るとしたら、問屋への注文くらいか。 「あれ? 今日は配達来てないな」何て思うと、その日は祝日だったりするのだった。 そんな祝前日ということで来店してくれたお客さんの…ブログで全文を読む
2015年11月02日 14:06
11/1 鬱病75日目 「幸福な一日」
 ( カジートさんのプロフィール)
店のお客さん企画のバーベキューに呼ばれたので参加してきた。 場所は都内葛飾区の水元公園。 店のお客さんを中心に20人ほどが集まった。 バーベキュー自体は10時から始まっていたようだったが、僕は土曜日の営業を5時に閉店してから少し眠り、13時頃に会場に着いたのだった。 僕が顔を出した頃には既に参加予定者のほぼほぼが集まっていて、各々が、焼けた肉を食べたり酒を飲んだり、気持ちの良い日差しの下でワイワイと楽しんでいた。 僕はどうしてもカレーが作りたいと企画者の人に訴えていたのであった。 企画者の人も「確かにカレーは良いねぇ」と、材料を揃えておいてくれていた。 僕は会場に到着して、渡されたビールを飲み…ブログで全文を読む
2015年11月01日 23:44
10/31 鬱病74日目 「秋の終わり」
 ( カジートさんのプロフィール)
10月31日、世間ではハロウィンが盛り上がっているようだった。 なんだか最近急に盛り上がりはじめた気がするこのハロウィンというものに、僕はどうも一緒になって乗っかる気になれなくて、自分の店ではイベントらしい事の何一つもしなかった。 普段通りに開店準備し、普段通りに営業した。 営業中もツイッターで渋谷の状況を撮影した写真なんかを見て、いつの間にこんなに盛り上がるイベントになったんだろうなぁなんて考えていた。 それくらいにしか僕はハロウィンを意識していなかったのだった。 まぁ、お通しにカボチャ料理の一つくらいは用意してもよかった気もする。 仮装の気配もない僕の店には、それでも幾人か、近所の箱で催さ…ブログで全文を読む
2015年10月31日 14:40
10/30 鬱病73日目 「ダイエットをしよう」
 ( カジートさんのプロフィール)
抗鬱祭の副作用の一つに太りやすくなるというのがあるが、これが少し現実味を帯びてきた。 かつて、病前の自分の体重は64~5kg程だった。 絶食時には60kg近辺まで落ちていたが、最近体重計に乗ってみたら70kgを超えていたのだった。 病前と比べてもプラス5kg以上の体重増である。 さらに言えば、70kgの大台には乗りたくなかった。 ウェイトコントロールに危機感を抱くに充分な数字なのだった。 これはやはり何か運動でもした方が良いのじゃないかなとは思ったのだが、ハードルの高い事を始めても長続きできそうにないのは自分でもわかる。 という事で、先に日記でもチラリとやってみようかなと書いたウォーキングを日…ブログで全文を読む
2015年10月30日 16:50
10/29 鬱病72日目 「僕の心の叫び / 二人へのメッセージ / 内容証明にかえて」
 ( カジートさんのプロフィール)
先日の日記に書いた内容(※鬱病69日目)だが、僕がこの鬱病という病気になる原因となった問題に対し、随分と時間がかかってしまったけれど、ようやく僕はその、僕自身を未だ縛り続ける過去への決着に向けて動き始めた。 その詳細については近日中にこの日記で書く事になると先の日記にはそう書いたのだが、その詳細とは以下の通りである。 10月25日、元婚約者だった彼女とその不貞相手の男性に対し、僕は、法的根拠に基づいて慰謝料の支払いを命ずる趣旨の内容証明を、委任弁護士を通じ発送したのだった。 そして今日、10月26日に配達を完了した事を証明する旨の配達証明が届いたと、委任弁護士より連絡があった。 これが僕の、過…ブログで全文を読む
2015年10月29日 18:18
10/28 鬱病71日目 「少しずつ。少しずつ。」
 ( カジートさんのプロフィール)
日曜日も含めて3連休も取ってしまったので、少し久しぶりの気分で店を開店した。 ポツポツと来客があり、のんびりとした空気ではあったけれど、久しぶりの営業はそれでも今までと同じように時間を経過させていった。 僕も今までと変わらぬ調子で皆と顔を合わせ、お酒を提供し、電子タバコの水蒸気をプカプカとさせながら会話した。 二日間の休養で僕の心境は何やら少し変わってしまったような、そんな気がしたのだったけれど、こうやって人前に立てば今までと変わらずいられるようだ。 何があろうとも店の営業はしっかりとやること、それを忘れてはいけない。 僕が僕として生きる意味の第一義は、自分の店を継続させる事にある。 それこそ…ブログで全文を読む
2015年10月28日 15:15
10/27 鬱病70日目 「日記の意味」
 ( カジートさんのプロフィール)
休養二日目。 いつも通り12時過ぎに起床し、コーヒーを淹れ、音楽を聴きながら日記を書いた。 窓の外は気持ち良いほど晴れていた。 風が強いのか、時折カーテンがバサバサと煽られていた。 窓際に取り付けてある風鈴がチリンチリンと鳴った。 季節外れのような気もしたけれど、夏場は逆に窓を締め切ってエアコンを効かせるので風鈴の音を聞く機会はあまりない。 そもそも今年の夏の記憶は、強烈な出来事の記憶以外、ほとんど無いのだ。 今の自分にとって一番重要な時間は、この昼下がりの、コーヒーと音楽とともに日記を書く時間だと感じている。 日々の出来事を思い返し、何があったか、何を感じたか、それを整理しつつ言葉に変えて記…ブログで全文を読む
2015年10月27日 14:58
10/26 鬱病69日目 「動き始めた決着と必要とされた休養」
 ( カジートさんのプロフィール)
今日と明日、店を休む事にした。 表向きには店主の所用のためとアナウンスしたけれど、本当の理由は休養だった。 なんだか少し休養が欲しいなと思ったのだった。 僕が鬱病となった原因(参照 ※鬱病21日目・鬱病51日目)、その記憶は次第に風化し始めているけれど、それでも僕には、このまま時間の過ぎ行くままに過去に流してしまう事は、感情的な面で出来ないでいる。 さて、そうやって僕を縛り続けている過去の出来事に対し、僕は決着をつけるために動き出した。 それの詳細については、近日中にこちらの日記で書く事になると思う。 なんだかんだ時間がかかってしまったけれど、ようやく動き出せた。 そうやって僕は過去への決着に…ブログで全文を読む
2015年10月26日 15:04
10/25 鬱病68日目 「休日の過ごし方」
 ( カジートさんのプロフィール)
日曜日ということで、今日は休日だった。 店の常連のお客さんの知人が主催するアナログゲーム(ボードゲーム)の会に誘われ参加してきた。 初参加ということもあり、初めて顔をあわせる人ばかりだったのだけど、こういった全く新しいコミュニティに飛び込んでみるのも今の僕には変化になって良いのじゃないかという思いもあった。 やはりアナログゲームは良い。 一つの遊びを通じて見知らぬ者同士が仲良くなれる流れは、ゴルフや麻雀なんかと一緒だろうし、ある種の業界において、このようなアナログゲーム会が社交場になっているのも大いに理解できる話だった。 今回参加した会も、一部の参加者には社交場として利用されているようでもあっ…ブログで全文を読む
2015年10月25日 12:29
10/24 鬱病67日目 「恋について考えた」
 ( カジートさんのプロフィール)
昨日の忙しさとは正反対の、まったりとした営業だった。 お客さんとのんびり会話をしながら時間が過ぎていった。 店のお客さんに一人、ドルヲタ(※アイドルオタク)の男性がいる。 応援するアイドルの(年齢的または知名度的)成長に合わせ、成長した彼女らを見送るように推しを変えながら、もう何年もドルヲタを続けている。 世には色々とオタクの道があるけれど、アイドルと鉄道だけはどうにも僕にはアンタッチャブルな世界だ。 またアイドルを取り巻くファンの行動にも僕の理解の範疇を外れた面が多いので、彼との会話はある種の異文化コミュニケーションのようなものである。 僕「その現場(※ライブ・コンサート)に行く時ってのはど…ブログで全文を読む
2015年10月24日 17:19
10/23 鬱病66日目 「いじけるなベイベー」
 ( カジートさんのプロフィール)
世間で言うところの給料日と重なった金曜日の営業はなかなかに忙しく、ドタバタと追い立てられるように仕事をしてしまった。 忙しいのは良いことだ。 店の経営的には勿論、僕の精神衛生についても。 やるべきことがある間、何かをやっている間は、余計なことを考える隙間がない。 僕はいつも考え過ぎてしまう。 細かいことをいつまでも考え続けてしまう。 僕を取り巻く環境について考え始める時、酷い時には「アポロは月に着陸していない」レベルの陰謀論に陥り、皆が向こう二人と共謀して僕を観察するために店に来てるんじゃないかなんて、そんな妄想に取り憑かれてしまったりもする。 そんな馬鹿な事はないと、ちゃんと僕は分かっている…ブログで全文を読む
2015年10月23日 16:16
10/22 鬱病65日目 「鬱病の投薬治療における副作用について」
 ( カジートさんのプロフィール)
昨日、なんだかちょっぴり真面目に鬱病という病気と投薬治療についての私見を書いた。 今日はその投薬治療における負の側面、つまりは副作用について、少し書いてみたい。 このブログの趣旨である日記という体裁からは外れてしまう気がするけれど、まぁ、副作用というものは日々僕を悩ませるものでもあるので、日々の悩みの一つとして記そうと思う。 医師により処方された薬は、処方箋薬局にて、さてその薬にはどういった効能があるのか、また、服薬する際においてどういった点に注意しなければいけないかの説明書きを渡される。 普通に服薬する上においては、その説明書きに記載された内容を知っておくだけで十分だと思う。 だけども、はて…ブログで全文を読む
2015年10月22日 15:45
10/21 鬱病64日目 「鬱病という病気と投薬治療についての私見」
 ( カジートさんのプロフィール)
自分は鬱病だなんて公言してバーのマスターなんて仕事をしていると、お客さんから「実際のところ鬱病ってどんな感じなんですか?」なんてことを時に質問されたりする。 こればっかりは実際に患ってしまった人にしか分からない点は多いし、残念な事に鬱病を詐病に利用する人が多い現実を知っている人ほど、実際のところはどうなのかと疑問に思うのは当然だろうと思う。 そんな時、僕はいつも「まぁ、これはこれで結構しんどいもんだよ?」などと答えている。 細かい点にまで興味がありそうなら細かく症状について語るし、「こんな事もあったよ」等と、ひどい思いをした症状を幾つか体験談として語ってみたりする。 さて、それで本当に理解して…ブログで全文を読む
2015年10月21日 15:38
10/20 鬱病 63日目 「未熟者の自己嫌悪」
 ( カジートさんのプロフィール)
僕は未熟だ。 もう本当に何故こうも未熟者なのか。 久しぶりの自己嫌悪である。 自分はこうも感情をコントロールできない人間だったのかと、落ち込んでしまった。 発端は単純な事である。 あまりにも子供っぽすぎる理由で、書くのが恥ずかしいくらいだ。 「別れた彼女と知人がTwitter上で楽しく会話していた」 ただそれだけの事なのだ。 僕はこんな事で頭に血が上ってしまい、その知人を危うく敵認定してしまうところだった。 「もうどうでもよくなった」などと言いながら、やはり心の中の彼女へのわだかまりは未だ晴れていないのだ。 その、未だわだかまりの晴れぬ彼女と仲良く会話するという事は、それは僕を敵に回したという…ブログで全文を読む
2015年10月20日 17:01
10/19 鬱病62日目 「人に恵まれるという事」
 ( カジートさんのプロフィール)
僕の日記によく出てくる人物にUさんという方がいる。 バーのマスターが記す日記によく出てくるという事は店によく顔を出してくれるという事であり、つまりは常連のお客さんであった。 彼は京都生まれ京都育ちの生粋の「みやこびと」で、今は東京で仕事をしている。 8月8日のあの別れの日(※鬱病21日目)、二人で暮らしていた部屋を飛び出した僕は勢いに任せて関西に旅行に行ったのだったけれど、その二日目の京都の夜、たまたま仕事で京都に戻っていたUさんにお世話になったのだった。 先斗町の川床に案内してもらい、おばんざいをつまみながら酒を飲んだ。 鴨川べりの川床からは、四条と三条の橋が見えた。 鴨川の流れの淵で、肩を…ブログで全文を読む
2015年10月19日 15:23
10/18 鬱病61日目 「日々の街灯」
 ( カジートさんのプロフィール)
今日は日曜日で店の定休日であり、僕の休日だった。 休日の過ごし方なんて人によって千差万別だろうし、様々な過ごし方があると思う。 僕は昔から休日を一人で過ごすのが好きだった。 一人でいる時間を自分一人で使うのが好きだった。 読書をしたり、アニメや映画を見たりして時間が過ぎていくのを僕は贅沢に思っていた。 彼女と一緒に暮らし始めてからは、二人とも用事がない日は、僕はよく料理を作った。 目覚めてからスーパーへ行き食材を買い、時間をかけて仕込んで、それを二人で食べる休日を僕は楽しんでいた。 一緒に銭湯へ行き、湯上りのホカホカした身体と心で近所のビストロへ行き、食事をすることも多かった。 一人だけで時間…ブログで全文を読む
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