『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
ブログで全文を読む『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
ブログで全文を読む『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
ブログで全文を読む(以前にOwndへ’16/8/21に投稿した記事です。感想文もこのブログにまとめることにしたので、再掲しました)
初読は新潮文庫版でしたがそちらはすでに絶版、現在入手できるものはちくま文庫からのものとなっています。
ブコウスキーの著作自体はわりと若いうちに読んだ記憶があったので、これもそうだと思い込んでいたのでしたが、新潮文庫版の発売が2000年だというので、既に20代も後半になった頃に読んだ作品です。
そうしてその後、時折読み返しては、特に得るものがあるという類の話ではなく、それでいて妙な楽しさとでも言えばいいのか、不思議な感覚を味わうのです。
そもそも、ハードボイルド的なものが好きなのかもしれず、大昔、中学生時代に買って来た私立探偵が主人公のゲームブックもお気に入りではあるし、フィリップ・マーロウのことも大好き、『名探偵登場』『名探偵再登場』のあの雰囲気も大好きなのではありますが、この話の主人公はうだつの上がらぬ、という言葉を絵にしたかのような男で、いつ死んでもおかしくなさそうな生活ぶり。
ニック・ビレーンというデブで中年、酒びたりで賭けごとにハマって借金まみれ、何度も結婚を繰り返している今は一人身の、全てにおいて冴えない私立探偵。
飲んだくれては賭けごとに赴き、賭けに負けてはやばい目にあいそうになり、近所にも同じような飲 んだくれの賭け中毒が住み、物語の始まり辺りでは既に、家賃が払えなくなって家主に追いだされそう になってもいます。そうして最低な彼は、やはり同じような匂いのする家主を殴り飛ばして、そのゴールドカードを奪ったりさえすのです。
タフでなければ生きていけない、ってなわけですが、必ずしもビレーンがタフガイというわけでもなく、まあね、途中で輩のようなガキどもへ制裁を加えたりもして入るものの、どういうものかほとんどのピンチは、彼の不思議な依頼人が救ってくれて話が進みます。
オッサンのやっていることは、酒を飲んで賭けをして、ちょっとの暴力と多少の勇気、借金取りや賭け仲間に追われてみたり、というばかりで、そこを彩るのがおかしな依頼の数々なのです。
美しさとは対極の世界が描かれているんだけれども、だからと言ってそれが下卑た世界というわけでもなく、変な心地よさを感じなくもなく、ひたすら消費されて行く日々を彩る悪夢のような、しかし冒険でもあるような事柄が繰り広げられる物語で、人生は無駄だらけ、でもそれでいいんじゃないかというある種の悟りにも似た感慨深さで読み終える話、なのです。
なんとなく、このお話の肝のような気がしなくもないのは、
”最高の時間は何もしていないときだって場合も多い。何もせず、人生について考え、反芻する。たとえば、すべては無意味はと考えるとする。でもそう考えるなら、全く無意味ではなくなる。なぜならこっちはすべての無意味さに気づいているわけで、無意味さに対するこの自覚がほとんど意味のようなものを生み出すのだ。わかるかな? 要するに楽観的な悲観主義。”
(ちくま文庫版P226より)
彼へ来る仕事はといえば、死の貴婦人を名乗る女からの、既に死んでいるはずの詩人が実は生きて存在しているのか調べて欲しいというものとか、実在するともしれぬ赤い雀の存在を確かめて欲しいとか、宇宙人の女に悩まされている男が宇宙人をどうにかして欲しいとか、時には普通の探偵並みに、物凄くいかした奥さんの浮気調査をする男からの依頼、なんていうもの。
依頼人たちの依頼目的も、しっかりとしたものなど無い有り様。
人探しも雀探しもどちらも特に強くは、その対象を捕獲せよ、というほどでもなく、宇宙人に悩まされているはずの男は宇宙人に会ってしまえばメロメロで、夫に頼まれて浮気調査をしていた女は、ほかの依頼のうち二件にほんのりつながりを持ち、だからといってそれが特に話に大きくかかわった様子でもなく、という具合だし、結局のところニックがどうにか様々な事件を解決したかのような場合には、どちらも物凄くイカしているなんて言葉を越えたいい女だけれども、死神の女と実態は地球人から見れば化け物の宇宙人の女のどちらかが助けてくれている、というだけなのです。
でもきっと、この無意味さにも何か意味があるのだ、ということ、なのだろうか?
それとも、驚きのような、これでいいのだとでもいうようなラストの、意味を含んでいそうな様子は、実は無意味なのだとでもいうことなのか?
まあね、特にそんなことを色々と考える必要のないものではあるんだ、と思うんです。
エンターテイメント、なのです。
詩人のブコウスキーが、そこへ人生哲学をふんわりとまぜこみながら話を進めていて、だから荒唐無稽な依頼たちと、デブで酔っ払いで賭けにも負けてばかりいる私立探偵の話に、非情に含蓄があるような気がしなくもない物語、という表情が産まれていて、だからと言ってその哲学の全てに意味があるのかないのかも分からぬ部分もあって、それでも哲学が、なんて辺りは考える必要はないんだろうと、特に教養の無いあたしは思いました。
ブラックジョークを、単純に面白いと受け取るのか、その題材となったものの細かい部分までを知ってさらに深く面白いと思うのか、という違いがあった時に、どちらの受け手に対しても面白いものであったのならばそれは、非常に成功したエンターテイメントであり、この作品はまさに、その類なのだろうと思います。
ブログで全文を読む
@yutagonn @amrcyan (*´ー`*)
posted at 11:48:08
@yutagonn @amrcyan ゆた言さん、おはもふ~ 今年は寒くなるのが早い気がしますね~ コギたんぽがほしぃ~
posted at 10:20:16
@junjunmj1208 @amrcyan りんちゃんママさん、おはよ~ さっき、ちょっと陽がさして、あれ? 降るかもとは言ってたけど、晴れるなんて言ってなかったぞ!と思ったけど、もうまた曇った 陽がないと寒いよねぇ 絶対、去年までより寒いよ~
posted at 10:18:19
@sucrelluna @amrcyan 日の出が遅くなったから見れる光景ですね ピンクで綺麗だったから思わずパチリ
posted at 08:41:10
おはようございます~☁️�♀️❗ 曇り 曇りだけど気温はまあまあ上がるらしい ホントか? 今日は立冬 とっくに冬のような気分
posted at 08:39:41
ブログで全文を読む数日前から右目が再び充血して、耐え難い痛みに襲われていたので、
今朝、眼科に行ってきました。
右目専用の点眼薬テイカゾン(処方名:デキサメタゾンリン酸エステルNa)
を処方してもらいました。
これを1日3回、点眼。
1週間後に経過報告に行く事に。
町の開業医は家から近いのは良いけど、
予約制では無いので、待たされるのが辛いですね。
9時半過ぎに家を出て、
診察を受けて、処方箋貰って
院外薬局でお薬貰って帰宅したら、
もう12時でした。
半日潰れました。
次回は金曜の開業時間前に到着する様にします。
とりあえず、痛みが和らいできて助かった。
ブログで全文を読む『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
ブログで全文を読む今日で娘は20歳
「5年後に寝たきり、寿命は20歳まで」
そんな宣告から14年が経ちました
寝たきりだと言われた5年後に、娘は走れるように回復
いったんは車椅子になってからの復活劇でした。
そんな一つ目のゴールから9年が経ち、無事に元気な姿で20歳を迎えることができました
大学2回生、何の不自由もなく体の異常もなく、楽しく過ごしています
2つの残酷な宣告
その2つを現実化させないことを心に決めて、ゴールを目指しました
一つ目のゴールは検査で異常がなくなり走れるようになったこと
二つ目のゴールは今日、元気な姿で20歳を迎えたこと
これで、私の勝ちです
医師に対してではなく、何度も負けそうになった自分に勝てました
そして、ずっと玄関に置かれていた車椅子
思い出がたくさん過ぎて捨てきれなかった
狭い玄関に邪魔だと思っていたけど、誰も捨てようとしませんでした
20歳になった娘は今日、お世話になった小学校に寄付をしにいったそうです
当時、お世話になった先生方に20歳になった姿と感謝の気持ちをこめて
娘の回復までの変化(症状と検査数値)
ブログで全文を読む